『Team8を死なせるわけにはいかない』VOL.3の通信販売を開始しました。
Team8の水着グラビアについて思うこと
まだ中野郁海の警察署長イベントのレポが終わっていませんが(てゆーか、おまえの体調不良の話ばっかりで、ぜんぜん中野郁海出てきてないだろ)、Tori-san(同人誌『Team8を死なせるわけにはいかない』の共同執筆者)さんとのツイッターでのやりとりで話題に上がったので、それについて書かせてもらいます。
Team8が来週からの『週刊少年マガジン』の企画で、ついに水着グラビア解禁かということが話題になっています。
AKB48 Team8 × 週マガ企画「マガジン表紙・グラビア争奪戦」が始動!
これについて、ツイッターではいろいろ意見が出ていて、ぼくも読んだのですが、あくまで自分の見た限りでは、あまり歓迎していないファンの人が多いという印象です。
これは今回のTeam8に始まったことではなく、それまで普通の衣装で活動していたアイドルが、なんらかのかたちで水着を着たりすると、それに拒絶反応を示すファンというのはいました。
なぜ、そういうことになるかといえば、「アイドルたちに性の匂いが漂う」からではないかと思います。
まあ、その気持ちも理解できなくはないですよね。水着を着るということは、胸や腰やお尻など、体の線がはっきり出ることにより、「おんなのからだ」(あえてひらがなで書きました)が見えてしまいますから、「純粋」な気持ちで応援してきたファンにとって、これは衝撃的なことなのかもしれません。
ほかにも水着に対する拒否反応には、いくつか理由があるでしょうが、大まかに言えば、やはり「性の匂いの具現化」がいちばん大きなものなのだと考えます。
ここでぼくの立場を明確にしておきますが、ぼくはTeam8の水着グラビアについてはどちらかと言えば「賛成」です。
「どちらかと言えば」と書いたのは、はっきり言ってどうでもいいという気持ちが大きいからです。
なぜ、どうでもいいのか。
女性に限らず、アイドルは水着にならなくても、どうしたって性的視線からは逃れられません。女性アイドルならミニスカートの衣装や、男性アイドルだったら上半身裸などの場面は必ずあり、水着ほど顕著ではなくとも、それはそれぞれの性的なイメージの具現化であるからです。
水着はその延長線上にあるにすぎません。
つまりアイドルはそもそも性的な存在なんです。
(これは当然のことなのですが、わざわざ書かなければいけないほど、これに無自覚なファンがいるように思えます。とはいえ、そういったファンがいけないとか、見方がまちがっているとか、そういうことを言いたいわけではありません)
だから、アイドルが水着になるのは当然のことです。
それについて「性的なものを売りにするな」とか言っても意味はありません。
もともと性的な存在ですから。
Team8が水着になることについてどうでもいいと書いたのは、そういう理由からです。むしろ、いままで水着にならなかったことのほうがおかしい。AKBに限らず、48グループは年に一回、総選挙にランクインしたメンバーたちの水着の写真集を出しているではありませんか。年齢による水着の種類の差こそあれ、普通の服よりは少し露出度高めの服を着せて水着のフリをするというのは、なんか卑怯な感じさえします。
AKB48総選挙! 水着サプライズ発表2017 (AKB48スペシャルムック) [ 週刊プレイボーイ編集部 ]
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スポンサーであるTOYOTAが露骨な性的イメージをTeam8にかぶせるのを嫌がっていたのではないかという見方もあります。
しかし、それはちがうのではないでしょうか。
もし、上記のような理由によってTeam8の水着か封印されていたのであれば、TOYOTAはどうして劇場公演やコンサートで性的イメージの強い曲をメンバーに歌わせ、その際、性的イメージの強い衣装を着せていたのでしょうか?
『制服ビキニ』
『胡桃とダイアローグ』
『ジッパー』
などなど。
そもそも秋元康はこれまでにたくさんのアイドルに性的モチーフの歌を作ってきました。
いまさらTeam8だけが例外でいられるというほうがおかしいのではないでしょうか。
というわけで、個人的にはTeam8の水着グラビアについては賛成なのですが、それはあくまでもヲタクのひとりとしての見方であって、Team8の中には水着になるのを嫌がるメンバーもいるかもしれません。
個人的には、そうだとしたらかわいそうだなと思いつつも、アイドルなんだから仕方ないという気持ちもあります。
でも逆に、これをチャンスと捉えるメンバーもいるはずです。
みんながみんな満足する活動は出来ないですし、47人全員が嫌だと思っているわけでもないのなら、見る側としてはそれぞれのメンバーのがんばりに期待するしかありません。
もう後戻りはできないからです。
Team8が水着グラビアをすることで、注目度は高くなるでしょう。
撮影はとっくの昔に終わっているようですし、だとしたら賽が投げられたのであれば、それがTeam8の認知度を高めることを祈るしかありません。
願わくば—―個人的な推しのことで申し訳ありませんが、山梨県代表の左伴彩佳がこのグラビアをきっかけに、知名度を上げてくれることを期待しています。
理由は…みなさん、実はおわかりですよね?
その理由を知っている人がいるということこそ、アイドルにとって水着グラビアは避けられないものだということの証明なのです。
メンバー紹介#左伴彩佳
— 【公式】AKB48 Team 8 × 週マガ企画 (@Team8_Wmaga) 2018年1月16日
山梨出身の彩佳ちゃんを応援したいあなたは…
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ぼくが行ったTeam8イベント/〈鳥取県警察本部 通信指令課 110番の日キャンペーン〉2018.01.07[鳥取県鳥取市]-3
ホテルで寝たぼくは、夕方の五時半ころに目が覚めました。
予定では、鳥取のヲタ友だちの職場近くまでぼくが行き、仕事終わりに会い、夕食をともにすることになっていました。しかし、ぼくのツイートを見た友だちが、気を使ってホテルまで迎えに来てくれました。
そこから車で約20分程度走り、ぼくらはとある料理屋さんに入りました。
この時期の鳥取のグルメと言えば、なんといっても松葉ガニです。友だちが手配してくれたそのお店で、ぼくらは松葉ガニを堪能することになっていました。聞くと、鳥取の人でも改まって松葉ガニを食べることはないとのこと。
ぼくは好きな食べ物のひとつがカニなのですが、東京でおいしいカニを食べようと思えばなかなか高いので、そういった席を持つということがなく、もう二三年ほどまともにカニを食べていませんでした(カニの味と触感を再現したカマボコが好きで、よく食べていましたが)。
たくさん休んだからか、お店に着くころには体調はだいぶ回復していました。頭痛もほぼ治まり、友だちと笑顔で会話できるくらいになりました。
鍋に入れたカニの匂いはとても食欲をそそり、その出汁が染みた白菜は味わったことのない豊かな甘さでした。炭火で焼いたカニに、カニみそをつけて口の中に入れれば、独特の甘みがいっぱいに広がって、これ以上ない幸せな気持ちに…。そして最後はご飯を、カニの出汁でいっぱいになった鍋に投入し、おじやをおかみさんに作ってもらいました。ぼくは実はおじやは苦手で(おかゆやお茶漬けなど、コメが水浸しになるのが好きじゃないのです)、できればうどんのほうがいいなぁなどと思っていたのですが、おそるおそる食べてみると、これがおいしいこと! おじやって、こんなにおいしいのかと生まれて初めて思いました。
お店の手配をしてくれた友だちには大感謝です。
そしてぼくはホテルへ送ってもらい、また早めに寝ました…が、ベッドに入ってもなかなか眠れません。今日はほとんど寝ていたし、カニを食べた興奮と、明日のイベントが楽しみで仕方なかったからです。
それでも、BS-TBSの『諸説あり!』の「関ケ原スペシャル」などをベッドに横になって見ているうちに、ぼくはいつしか眠っていました。
【次回、いよいよ中野郁海登場】
ぼくが行ったTeam8イベント/〈鳥取県警察本部 通信指令課 110番の日キャンペーン〉2018.01.07[鳥取県鳥取市]-2
というわけで、ひどい頭痛、謎の発汗、全身の筋肉痛などの症状に襲われながら、ぼくは鳥取行のANA便に乗り込みました。窓側の席をとっておいたのに、景色もほとんどみないまま、頭を壁に預け、ひたすら頭痛の鎮静化と体力回復を待ちました。
しかし、鳥取は飛行機なら一時間ちょっとで着くくらいの距離です。ぼくは体を回復させることなく、飛行機を降りました。
この日の鳥取の天気は雨。
ただでさえ、頭痛で気が滅入っているのに、気分はまったくアガらず…。
とりあえず宿泊予定のホテルへ向かい、あとはそこで休ませてもらうしかありません。チェックアウトより早めに入れるのかどうかはわかりませんが。
空港から鳥取駅へ向かうバスの中で、ぼくはこんなことをツイートしていました。
どのくらい頭が痛いかというと、いま左伴ちゃんとスケート場に来ていると仮定して、「私が手を引くから一緒に滑りましょう」と、手を差し出されても、「いや、ちょっと頭痛いので…」と断るくらい痛い。
— 上戸ともひこ (@Ueto_Tomohiko) 2018年1月5日
いま読んでも、当時の痛みがよみがえってきます。
そしてバスは鳥取駅に到着。
ぼくは速攻で駅近くのホテルへ向かいました。
が、ホテルの部屋は追加料金を払ってもお昼の12時からしか貸してもらえないとのこと。しかたなく、ホテルマンに相談すると、歩いて10分くらいのところにネットカフェがあると聞きました。ネットカフェなら寝転がれるスペースもあるでしょう。とりあえず、12時まではそこで過ごすしかありません。
東京でもネットカフェに入ることはほとんどないぼくが、鳥取で入るとはなんという めぐりあわせでしょう。ぼくは雨の中、靴の中に水が染みてくるのを意識しつつ、教えてもらったネットカフェへ向かいました。
料金は3時間で約1000円。これでフラットな場所で寝られるのなら安い。枕も毛布も貸してもらえるし。
ぼくはマンガ本もDVDも持たず、とある一室に入り、すぐに横になりました。暑くも寒くもなく、ちょうどいい温度でした。ぼくはうとうとして、ときどきどこかから聞こえてくるガタンという音に起こされたりしつつも、二時間半ほど休むことができました。
話は逸れますが、遠征などでネットカフェに泊まるヲタクの友だちが何人かいます。ぼくは彼らの話を聞くたびに、そんなところでゆっくり眠れるのかと疑問を感じていました。ネットカフェがどうとかいうことではなく、自分にそれができるのかな、と。
今回、鳥取のネットカフェで寝た経験を踏まえてみると、やっぱりゆっくり眠ることはできません。基本的には静かな空間ですが、それでも他の人のノイズは無ではないです。ただでさえ、年のせいか、夜中に一度か二度起きてしまうのに、ネットカフェではそれが何回増えるかわかりません。そういったことを気にしない人なら大丈夫でしょうが、ぼくはホテル宿泊でないと無理ですね。
時間制限もあり、ホテルの部屋もそろそろ用意されているはずということもあり、ぼくはネットカフェを出ました。
お昼前ということもあり、おなかも空いています。事前に調べてあったカレー屋さんは歩いて15分程度の距離です。
鳥取はカレーのルーの消費量が日本一なのだとか。そんなイメージはマッタクアリマセンデシタガ、カレー好きとしてはそう聞いたなら鳥取のカレーというものを食べてみたい。駅からさほど離れていない、そのカレー屋さん『ベニ屋喫茶店』へと向かいました。
『ベニ屋喫茶店』のカレーは不思議な味わいでした。辛さと甘さが絶妙なバランスで、どちらが好きな人にも受け入れやすい味だと思います。それでいて、なんともいえないクセがあります。
もっとも、すさまじい体調不良の中で食したため、本来の味を感じられていなかった可能性もありますが。
ホテルへ戻る途中、小さな薬局がありました。
いつも使っているもの以外の頭痛薬があれば…と、薬局を訪ねると、症状を話したところで体温を測ってくれました。
36.1度。
まだ体は熱いのに、なぜか平熱より低い体温が表示されたことで、ぼくは自分の体が信用できず、結局、薬は買わずにお店を出ました。いろいろとしてくれたのに申し訳なかったため、CCレモンだけ買いましたが。
そしてホテルへ戻り、さっそくベッドへ。
平熱より低いはずなのに、汗はだらだらと流れています。タオルで汗を拭きつつ、ぼくはカーテンを閉め切り、部屋を真っ暗にして眠ることにしました。
本来、元気な体であれば、そのころぼくは、二年ぶりに倉吉を訪れているはずでした。
Team8鳥取公演がおこなわれた倉吉未来中心は、ぼくがTeam8に会うために日本全国へ遠征することになる、きっかけの場所です。
ぼくにとって、Team8が本当の意味で始まったのは、倉吉からでした。
なのに。
ぼくは、その思い出の町、倉吉へ行くこともできず、せっかくの鳥取だというのにホテルのベッドで汗を流しながら寝転がっている…。
一体、なにしに来たんだという悔しさとともに、ぼくはいつしか熟睡していました。
【まだまだ続きます】
ぼくが行ったTeam8イベント/〈鳥取県警察本部 通信指令課 110番の日キャンペーン〉2018.01.07[鳥取県鳥取市]-1
前回は、いちばん最初に行ったTeam8イベントのルポでしたが、今回はいちばん最近行ったイベントについて書きます。
今回は東京からの鳥取遠征ということで、日帰りしようと思えばできなくはなかったのですが、せっかくなので一泊して観光もしたいということで、前日の土曜日から鳥取入りするというスケジュールを立てました。
が、これが過去最高に体力的辛さをともなう遠征になろうとは、予約したときには思いもしませんでした。
実は年明け早々、風邪をひいてしまったのです。大みそかの夜あたりから少しのどが痛いと感じていましたが、翌日の朝にはかなりの痛みに…。ウイルスをもらったのは、人ごみの多いコミケか、翌日のライブ会場なのか、買い出しに出かけたスーパーマーケットか…答えの出ない問いかけをしていても仕方ないので、ぼくは区役所のサイトで元日でも休日診療をしている内科を探し、朝イチで向かい、鍵開けをして、風邪の診断をされて薬をもらいました。
当然、6日からの鳥取遠征のことが頭にあったため、早めに治そうと考えたわけです。まあ、1日から5日までの五日間も静養していれば、土曜日にはすっきりするだろう…しかし、この考えは甘かったんです。
2日になっても3日になっても風邪の症状は治まらず、焦ったぼくは五日間に三回も病院へ行きました。薬が合わないのでは? と思ったからです。
仕事始めの5日も休暇をとり、静養にあてました。五日間ものあいだ、ほとんど家から出ない生活をしました。
すべては鳥取遠征のためです。
土曜日までになんとか治さないと…。
そしていよいよ土曜日の朝が来ました。
前日の夜の時点の体調は、いつもを100とすれば、50から60くらいと、決してベストとは言えないものでしたが、夜寝れば、最低でも70くらいまでには回復するのではという期待がありました。
しかし、飛行機に乗るために早朝に目覚まし時計をセットしたぼくは、そのベル音を聞く前にみずから目を覚ましました。
壮絶な頭痛のために。
風邪の症状など、かわいいものだと思えるくらい、その頭痛は激しいものでした。
ぼくはもともと頭痛持ちで、多いときは週に二三回は痛みが出ます。大抵はエキセドリンかロキソニンで治るのですが、その土曜日の頭痛はあまりにも強く重く、これは薬を飲んでも効かないかもしれない…。
その予感は的中しました。
風邪のため、体はダルく、体温計で測ると36.5度の平温なのに、なぜか汗がダラダラ流れてきます。ヒートテックの効果がありすぎたのかもしれません。支度をして家を出るころには、ぼくは頭にもかなり汗をかいてしまい、タオルでその汗を拭きながら最寄り駅へ向かいました。
頭痛と風邪の二重奏はすさまじく、地元の駅に着いたときには、ぼくの心はかなり折れ始めていました。7対3くらいの割合で、遠征中止の聖断(自分で言うな)を下そうと考え始めていました。しかし、とにかく羽田までは行こうと決意しました。空港に着くころには体力も回復しているかもしれないし、頭痛も治まっているかもしれない。
ところがモノレールに乗ったころから、頭痛は治まるどころかより強くなり、体の汗も止まりません。普通なら、どう考えても遠征中止です。
羽田空港のカウンターで係員の人に事情を話し、キャンセルしたらどのくらいのお金が戻ってくるのかなどを訊ねました。すると、ぼくがネットのチケット屋さんから買ったチケットは、株主優待扱いなので、便の変更など追加料金なしでできるとのこと。明日は夜の便で東京に戻る予定でしたが、早く帰りたい場合はその前のどの便でも乗り換え可能なのです。
それなら、とりあえず行くだけ行ってみるか…
ぼくは行く決断をしました。
というわけで、今回はここまで。まだ東京も出発してないのにこの長さ…いつになったら終わるんだよ、このレポ。